ユニットバスの床だけを交換できる?交換方法ごとに費用相場を解説!

ユニットバス

 

ユニットバスの床だけを交換できるのだろうかと疑問に思っていませんか。

結論から言うと、ユニットバスはすべてのパーツが一体となっているため、床だけの交換は難しいです。

しかし、床だけリフォームする方法はあります。

本記事では、ユニットバスの床だけをリフォームする方法と費用相場について詳しく解説します。

メリットや注意点も解説しているため、ぜひ参考にしてください。

ユニットバスの床をリフォームし、より快適で安全な浴室を作りましょう。

ユニットバスは床だけ交換できる?

タイル

すべてのパーツが一体となっているため、床だけの交換は難しいです。

そもそも、ユニットバスとは浴室の壁・天井・床・浴槽などのすべてのパーツがセットで製造されていて、現場で組み立てられている浴室です。

一体型となっているため、床だけを外すには解体せざるを得ません。

しかし、ユニットバスであっても床だけリフォームする方法はあります。次の章から床だけを交換する方法について詳しく確認しましょう。

 

ユニットバスの床を交換する3つの方法と費用相場

 

ユニットバスの床を交換する方法は、3つあります。交換方法ごとに、費用相場を以下の表にまとめました。

交換方法 費用相場
シートを貼り付ける 5〜10万円
塗装・コーティングする 20万円前後
ユニットバスごと交換する 100万円〜200万円

 

シートを貼り付ける方法と塗装・コーティングする方法は、手軽に床だけ雰囲気を変えたり機能を加えたりできるためおすすめです。

床自体を交換したいのであれば、ユニットバスごと交換するしか手段がありません。

それぞれ詳しく確認しましょう。

 

シートを貼り付ける

浴室の床用の防水床材シートを元の床の上から貼り付ければ、床をリフォームできます。

相場は5〜10万円程度と割安です。解体の必要がなく、廃材も出ません。

シートにはクッション性があり、歩くと柔らかさが感じられます。万が一、浴室で転んでも怪我のリスクを最小限にとどめてくれます。

 

塗装・コーティングする

床を塗装・コーティングすれば、ひび割れや傷などを補修できます。

相場は20万円前後と少し費用がかかりますが、施工当時と同様の状態に戻せます。

どうしても汚れが気になる場合や、ひび割れ・傷の補修をしたい場合におすすめです。

ただし、タイルやホーローの床に塗装・コーティングは向きません。ユニットバスで一般的に使われる樹脂製や人造大理石の床への塗装が可能です。

 

ユニットバスごと交換する

どうしても床を交換したいのであれば、ユニットバスごと交換する手段があります。

浴室の壁・天井・床・浴槽などのすべてのパーツを一式交換する場合、弊社では施工費を含めて55万8,000円から対応しています。

グレードの高い商品を選んだり、浴室の大きさを広くしたりする場合はもっと費用がかかるでしょう。

ちなみに、木造住宅にあるユニットバスの法定耐用年数は22年ですが、実際には10〜15年程度で交換する家庭が多いです。

耐用年数が近づいていたり、浴室内全体のカビやサビ、臭いが気になったりしているのであれば、ユニットバス全体の交換も検討しましょう。

 

ユニットバスの床だけを交換するメリット

ユニットバス

ユニットバスの床だけを交換するメリットは、以下の3つです。

 

  • 転倒防止につながる
  • 冷えを感じない浴室にできる
  • 浴室内の雰囲気が変わる

メリットを知って、前向きに床の交換を検討しましょう。

 

転倒防止につながる

滑りにくい素材やクッション性のある素材の床材シートを使えば、滑りにくく浴室内の転倒のリスクを下げられます。

万が一転倒したとしても、クッション性の高い床にしておけば、怪我を最小限におさえられます。

特に、小さなお子さんや高齢者のいる家庭では、滑りにくい床にするメリットは大きいでしょう。

 

冷えを感じない浴室にできる

断熱性能を強化できる素材の床材シートを使えば、冷えを感じない浴室にできます。

暖房器具を設置していない真冬の浴室はとても冷えやすく、入浴が億劫に感じる方もいます。

しかし、断熱効果のある床材シートを上から貼れば、足の裏からの冷えを感じにくいです。

 

浴室内の雰囲気が変わる

ユニットバスだとどの浴室も似たような雰囲気ですが、床を変えるだけで自分らしい雰囲気の浴室に仕上がります。

色味のある浴室用床材シートを貼るだけで、好みの浴室に近づきます。

また、現在の床に塗装・コーティングをすれば、新品同様の見た目です。

床の汚れや傷がなくなり、気持ちのよい空間に変わるでしょう。

 

ユニットバスの床だけを交換するデメリット

ユニットバスの床だけを交換する場合、以下の2つのデメリットがあると理解しておきましょう。

 

  • ユニットバスに施工できない素材がある
  • 掃除しづらくなる

あらかじめ理解した上でリフォームするかどうかを決めなければ、施工を後悔しか寝ません。順番に確認しましょう。

 

ユニットバスに施工できない素材がある

ユニットバスに施工できない素材があるため、思い通りの仕上がりにならない場合があります。

例えば、タイル床材はユニットバスに施工できません。

なぜならタイル床材にするには、ユニットバス全部を取り替える必要があるためです。

一方で、タイル調シートにする選択肢はあります。

今の床から素材を変えたい場合、床材シートの施工が基本です。

そのため、床材シートにない素材への変更はできないと考えておきましょう。

 

掃除しづらくなる

ユニットバスは水捌けがよく掃除しやすいですが、浴室用床材シートを貼るとそのメリットが失われて、掃除しづらくなる点に注意しましょう。

床材シートのタイプによっては、今までよりも汚れが溜まりやすくなる場合もあります。

また、床材シートをきれいに貼れていないと、シートの下にカビが繁殖して不衛生な環境を作ってしまうかもしれません。

床材シートの種類は慎重に選び、貼る際には業者へ依頼しましょう。

 

ユニットバスの床だけを交換するときの注意点

ユニットバスの床だけを交換したい場合に、注意すべきポイントは3つあります。

 

  • 出入り口の段差に気をつける
  • 機能性を見て種類を選ぶ
  • 賃貸の場合は管理会社の許可を得る

それぞれ確認して、安全で快適な浴室に仕上げましょう。

 

出入り口の段差に気をつける

床材シートを貼り付ける際、厚みに注意する必要があります。出入り口と浴室内の段差がなくなると、浴室内の水が脱衣所に出やすくなるためです。

床材シートにはクッション性機能が優れているものが多くあり、なかには分厚い床材シートも存在します。

自宅の浴室の出入り口と浴室内との段差がどれくらいあるかを測ってから、床材シートを選びましょう。

 

機能性を見て種類を選ぶ

床材シートは、機能性を重視して種類を選びましょう。

たしかにデザインで浴室の雰囲気が大きく変わるため、デザインも重要です。

しかし、デザイン性だけで選ぶと、機能低下につながります。

床材シートを選ぶ際に重視したい機能性は、以下の3つです。

 

  • 滑りにくさ
  • 冷えにくさ
  • 掃除のしやすさ

 

使用時に不満がでないよう機能性の高い床材シートを選びましょう。

 

賃貸の場合は管理会社の許可を得る

賃貸の場合、浴室のリフォームをしてもいいかどうか管理会社に許可を得ましょう。建物のオーナーの許可なくリフォームできません。

制限があるにもかかわらずリフォームすると契約違反を行ったとして退去を求められたり、元に戻すよう指示されたりします。

かならず事前に許可を得て、トラブルを防ぎましょう。

 

ユニットバスの床はDIYできる?

床材シートを貼り付ける作業であれば、ユニットバスの床のDIYはできます。

床シートはホームセンターで購入できるため、安価にリフォームできるでしょう。

しかし、上手に貼らなければ水漏れやカビの繁殖といったリスクにつながります。

床材シートは隙間なく敷き詰めなければならず、うまくいかなかったら結局業者に依頼する羽目になりかねません。

また、現在の床の状態を業者に見てもらうと、自分では気づけなかったトラブルが見つかる可能性もあります。

ユニットバスの床を見た目の機能性も満足のいく仕上がりにしたい場合は、はじめから業者に依頼し、安全・安心な浴室に仕上げましょう。

 

補助金・助成金が使えないか自治体に確認しよう

浴室リフォームをする際、自治体によって補助金・助成金制度が活用できます。

例えば、介護が必要な方の安全のために浴室をリフォームする場合、条件に当てはまれば介護保険が適用されて、金銭的負担を軽減できます。

介護保険が適用された場合の自己負担割合は、施工費用の1〜3割程度です。

ほかにも、こどもエコすまい支援事業や自治体独自の補助金・助成金制度が利用できるかもしれません。お住まいの市町村役場へ相談しましょう。

 

業者に依頼して安心・安全な浴室を

ユニットバスの床だけの交換は、基本的にできません。

しかし、床材シートを貼ったり、現在の床に塗装・コーティングしたりするリフォームが可能です。

床材シートを貼るリフォームはDIYでも可能です。

しかし、少しでも隙間や膨らみがあると水が入り込みカビを繁殖させる原因になってしまいます。

ほかにも気をつけるべき点が多いため、安心・安全のために業者に依頼しましょう。

もし、ユニットバスや水回りに関してお困りでしたら、弊社にお気軽にご連絡ください。

 

Q:ユニットバスの床だけを交換する方法が知りたいです。

A:床材シートを貼り付ける方法と塗装・コーティングする方法があります。汚れや傷がひどい場合は、ユニットバスごとの交換も検討しましょう。

 

Q:ユニットバスの床を交換するときの費用相場は?

A:シートを貼り付ける方法だと5〜10万円、塗装・コーティングする方法だと20万円前後、ユニットバスごと交換する場合は100万円〜200万円が相場です。

 

関連記事

  1. 和室から洋室に!リフォーム内容別の費用と業者を選ぶポイントとは

  2. 中古住宅のリフォーム費用を築年数別に解説!理想の空間を手に入れよう!

  3. 【2023年最新】リフォームは補助金制度と減税制度を活用してお得に!

  4. 戸建てをリノベーションしたい!メリット・デメリットや費用を解説

  5. センスが光る洗面所にリフォーム!知っておきたいポイントを解説

  6. タレント ヒロミさんのアンバサダー起用に関するお知らせ