ベランダにひび割れが発生する原因は?防水層への影響や修理方法を紹介

ベランダの床にひび割れが発生するケースは決して珍しくありません。ひびが発生する原因はさまざまですが、放置しておくと防水層までひび割れがすすんで雨漏りが発生する恐れもあります。ベランダにひび割れが発生したら放置せずに対処することが重要です。

本記事では、ベランダの床にひび割れが発生する原因や対処法を紹介します。

ベランダにひび割れが発生する原因は?

ベランダにひび割れが発生する主な原因には、以下のようなものが挙げられます。

●塗膜の経年劣化
●防水層の劣化
●コンクリートの収縮

この項では、この3つについて詳しく解説します。

塗膜の経年劣化

ベランダに防水層の保護のためにトップコートを塗っている場合、紫外線による経年劣化でひび割れが発生する場合があります。トップコートは防水層を紫外線から保護する役割を持っており、寿命は5~8年です。

トップコートのひび割れは、塗膜が割れただけでベランダそのものに影響はありません。しかし、放置しておくと紫外線が防水層まで届いて劣化する恐れがあります。トップコートに目立つひび割れが発生したら寿命と考えて塗り替えを検討してください。

防水層の劣化

防水層の寿命は10~15年といわれています。防水層は工法によっては紫外線に弱い傾向があり、トップコートの劣化を放置しておくと防水層が10年を待たずに紫外線によって劣化する可能性もあるでしょう。

ベランダは、それ自体に防水機能はありません。防水層が劣化するとベランダ本体にまで雨水が到達し、雨漏りが発生する恐れもあります。雨漏りが発生するとベランダの建材が腐食したり錆びたりして、修理に多額の費用や手間がかかる恐れも出てくるでしょう。防水層が劣化している場合は、早急な修理が必要です。

コンクリートの収縮

まだ新築なのにベランダにひび割れが発生している場合、コンクリートの収縮が原因でひび割れが発生する可能性があります。コンクリートは水分を含んでいるため、施工後に水分が抜けると収縮と膨張を繰り返す可能性があります。コンクリート収縮によるひび割れは施工後2~3ヶ月後に発生し、長ければ2~3年続く場合もあります。

コンクリート収縮によるひび割れは幅0.3mm以下の細いものが多く、放っておいても影響はありません。しかし、あまりにたくさんのひび割れが発生する場合、施工不良の恐れがあります。気になる場合は、施行を依頼した会社に調査してもらうといいでしょう。

地震などの災害

地震をはじめとする大規模な災害によって家がダメージを受けると、ベランダにひび割れが発生する可能性があります。築年数が経った家ほどダメージを受けやすい傾向です。床材がひび割れるほどダメージを受けたときは、家の他の部分もダメージを受けている可能性が高いでしょう。

大きめの地震、激しい台風、水害など災害の被害に遭った際は、家にダメージがないか一通り確認してもらうのがおすすめです。地震保険に入っていれば、地震によって家が損傷を受けたときは補償を受けられます。台風や水害によって被害が発生した場合、火災保険で補償を受けられる可能性もあります。

ベランダのひび割れを放置する危険性

ベランダのひび割れを放置すると、以下のような危険性があります。

●雨漏りが発生する
●ベランダの建材が傷む
●ベランダが落下する
●家全体の寿命が縮む

ベランダのひび割れを放置しておくと、そこから雨水が浸入して雨漏りが発生する恐れがあります。雨漏りが発生すると、建材が腐食したり錆びたりして耐久性がなくなり、最悪の場合はベランダが落下する恐れもあるでしょう。また、対処が遅れると家全体の寿命が短くなる可能性があります。

特に、幅が0.3mm以上のひび割れはなんらかの対処が必要です。早めに補修を行っている会社に連絡して調査してもらいましょう。
当社もベランダの補修工事を行っています。ベランダのひび割れが気になる場合はまずはご相談ください。

ベランダのひび割れはDIYで補修できる?

ベランダのひび割れをコーキング等で埋める応急処置ならば、DIYでも可能です。コーキング剤はホームセンターでも手に入ります。ただし、単にコーキング剤をひび割れに挿入するだけでは効果はありません。

ひび割れの周囲をよく掃除して油分を拭き取り、養生したうえでコーキング剤を入れます。DIYに慣れている方ならばスムーズに行なえますが、はじめてコーキング剤を扱う場合は難しく感じられるかもしれません。

また、ベランダのひび割れが防水層やトップコートの劣化の場合、防水層の張り直しなどをしないと根本的な解決にはなりません。例えば、梅雨時にひび割れが発生して気になる場合などにコーキング剤でひび割れを埋める応急処置をします。その後、改めて業者に連絡してしっかりと修理してもらうなどの処置がおすすめです。

ベランダのひび割れの修繕方法

ここでは、ベランダのひび割れを修繕する方法を紹介します。雨漏りなどが発生していない場合、以下の2つの方法で修繕するのが一般的です。

●塗装のやり直し
●下地の補修と防水層の張り直し

それぞれのやり方を紹介するので、参考にしてください。

塗装のやり直し

トップコートや塗装が劣化している場合、塗り直しをすればひび割れが気にならなくなります。トップコートや塗装のみが劣化しており、防水層には問題ない場合に取られる方法です。

トップコートのみを塗り替えする場合、1㎡あたり2,000~2,500円が相場です。正確な金額は業者に依頼して見積もりを出してもらいましょう。トップコートの寿命は5~8年なので、5年を過ぎたらトップコートの塗り替えを検討してください。

下地の補修と防水層の塗り直し

防水層が劣化している場合は、防水工事のやり直しが必要です。防水工事には以下のような種類があります。

●FPR防水
●ウレタン防水
●シート防水

劣化した防水工事と同じ工事をやり直すのが一般的ですが、場合によっては別の工事を提案される可能性もあるでしょう。施工を依頼する会社とよく相談して工事方法を決めてください。

防水工事の寿命は10~15年が目安です。ベランダの完成から10年以上経っている場合は、防水層の劣化でひび割れが発生する可能性が高いので、早めに対処してください。防水工事の前に下地を修理する場合もあります。

ベランダのひび割れの対処法に迷ったら?

ベランダにひび割れが発生する原因はさまざまです。丁寧に施工をしても発生するひび割れもあるので、放っておいてよいひび割れなのか迷う場合もあるでしょう。一般的に、幅0.3mm以下のひび割れは「ヘアクラック」と呼ばれ、放っておいても問題ないとされています。

しかし、問題ないひび割れなのか対処が必要なひび割れなのか、個人で判断するのはとても難しいです。

●ひび割れがたくさん発生している
●ひび割れが大きいように感じられる
●ひび割れの周辺が常にしめっている

このような症状が見られるときは、できるだけ早く専門的な業者に調査を依頼しましょう。

専門業者に調査を依頼すれば、対処が必要なひび割れかどうかがすぐにわかります。ひび割れは早めに修理するほど費用も修理期間も抑えられます。

ベランダのひび割れを予防する方法はあるの?

ベランダのひび割れを予防するには、定期的なメンテナンスが必要です。特に築5年以上経つと、トップコートや防水層などの劣化が目立ってくる可能性があります。5年を1つの目安として、定期的に検査をしてもらえばひび割れが目立つ前に対処が可能です。

当社もベランダのひび割れに関する検査を行っています。ひび割れにお悩みの方は一度ご相談ください。

ベランダのひび割れは防水に影響があるので早めに対処しよう

ベランダのひび割れはいろいろな原因で発生します。コンクリートや塗料の性質によって発生するものもあるので、放っておいても問題ないひび割れがあるのも事実です。しかし、ひび割れを放置しておくと雨漏りなどの原因となる場合もあります。大きなひび割れが発生したら、早めに対処しましょう。

当社もベランダのひび割れに関する検査を行っています。ひび割れにお悩みの方は一度ご相談ください。まずはお客様のお話をお聞きし、最善の提案をさせていただきます。

Q.ベランダのひび割れはどのくらい放置しておいて大丈夫ですか?
A.放置しておくほどひび割れのリスクが上がります。早めに対処してください。

Q.ひび割れができない素材でベランダの床を葺けますか?
A.ひび割れができない素材はほとんどありません。コンクリート以外の素材をご希望の方は一度工務店にご相談ください。

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