「排水管洗浄をしているのに変な臭いがする」「ゴポゴポと水の詰まるような音がする」
このようにお悩みでしたら、高圧洗浄をするタイミングです。自分で高圧洗浄をすることは可能ですが、配管を傷つけないためにもプロの業者に依頼する方が安心です。
本記事では、排水管の高圧洗浄をプロに依頼するときの相場や作業の流れをわかりやすく解説します。自分でやる方法も解説しているため、注意点と併せて参考にしてください。
排水管の高圧洗浄を定期的に行い、詰まりや臭いのない清潔な状態を保ちましょう。
排水管洗浄で高圧洗浄をした方がよい理由
排水管は、定期的に高圧洗浄を行うようにしましょう。排水管の汚れは高圧洗浄でしか取り除けません。
汚れが貯まると水が流れなくなったり、排水管が壊れたりする原因になります。家のなかの排水管はすべてつながっているため、お風呂や台所、トイレなどが同時に使えなくなる事態を招きかねません。普段は気にならない排水管ですが、高圧洗浄を定期的に行って汚れを取り除きましょう.
排水管高圧洗浄が必要な頻度・タイミング
排水管高圧洗浄の頻度は、3〜5年に1回が目安です。詰まりや異臭を予防でき、排水管のダメージ・劣化も防げます。
また、水詰まりや異臭が気になるなら高圧洗浄をするタイミングです。コポコポと詰まるような音がしたら汚れが溜まってきている合図と捉えましょう。
自身で排水管の高圧洗浄をする3つのステップ
高圧洗浄機はホームセンターやネット販売で購入できます。そのため、自分で排水管の高圧洗浄は可能です。もし、自身で排水管高圧洗浄をするのであれば、以下の3つのステップに従って実行しましょう。
- 排水口周辺を掃除する
- 高圧洗浄機で掃除する
- 家中の排水口を洗浄する
もちろん、高圧洗浄機を準備しなければなりません。
排水口周辺を掃除する
高圧洗浄をするまえに、排水口周辺を掃除しましょう。ゴミ受けや排水溝皿などのパーツを取り外して掃除します。排水の詰まりが気になる場合、排水口まわりやゴミ受けの汚れが原因かもしれません。
高圧洗浄をしたあとも排水がスムーズに出ない場合、原因が特定できなくなります。あらかじめ排水口周辺を掃除しておき、詰まりの原因を排除しておきましょう。
高圧洗浄機で掃除する
排水口周辺の掃除が終わったら、排水管の高圧洗浄を始めましょう。排水口に直接高圧洗浄機のホースを入れ、水を噴射します。洗浄に使用するのは、水だけで十分です。このとき、水圧には十分に注意しましょう。
特に、キッチンの排水管を高圧洗浄したら蛇腹ホースに穴があくトラブルがよくあります。排水管より柔らかい蛇腹ホースを強い水圧で洗浄すると簡単にあきます。初めから強い水圧で洗浄しないよう注意しましょう。
家中の排水口を洗浄する
1ヶ所だけの洗浄でなく、家中の排水口をすべて高圧洗浄する必要があります。なぜなら、家の排水管はすべてつながっているため、一部の排水管の詰まりがほかの水回りの排水にも影響を与えてしまうからです。
例えば、浴室の排水管の詰まりがキッチンの排水に影響を与えている場合があります。具体的には、以下の排水口から高圧洗浄を行いましょう。
- 洗面所
- 浴室
- キッチン
- 洗濯機
トイレ以外の排水口は、すべて高圧洗浄します。
排水管高圧洗浄は専門業者に頼むべき理由
排水管の高圧洗浄は自分でできますが、専門業者に依頼するほうが無難です。なぜなら、排水管の内側を傷つけると水漏れの原因となるからです。
家の中の水まわりがすべて使えなくなると日常生活に支障が出てしまうばかりか、高額な修理費用が別途発生します。
また、ホームセンターで売っている家庭用の高圧洗浄機の威力は、業務用と比べて弱いです。そのため、詰まりや異臭の原因となっている汚れが完全に取れない場合もあります。専門業者に依頼すれば高性能で強い水圧の高圧洗浄機で排水管の内部を綺麗にしてもらえます。
排水管高圧洗浄をプロに依頼するときの費用相場
排水管高圧洗浄を専門業者に依頼するときに気になるのは費用ですよね。ここでは、排水管高圧洗浄の費用相場を表にまとめました。
建物の種類 | 費用相場 |
戸建 | 25,000円 |
マンション・アパート8世帯 | 48,000〜60,000円 |
建築物・ビル2階分 | 40,000〜51,000円 |
テナント・店舗50平方メートル | 35,000〜45,000円 |
マンションやアパートなどは、管理会社や管理人が年に1〜2回定期的に清掃されます。そのため、自分で業者を手配する必要はありません。
また、一般的に賃貸物件も管理会社や管理人に依頼して費用を負担してもらえます。排水管まわりにトラブルが発生した場合、管理会社に相談して業者を手配してもらいましょう。
排水管高圧洗浄をプロに頼むときの3つの流れ
排水管の高圧洗浄を業者に依頼する場合、以下の3つの流れで作業が進められます。
- 詰まり具合のチェック
- 高圧洗浄機での掃除
- 室外の排水管の掃除
順番に詳しく確認しましょう。
詰まり具合のチェック
まず、排水管の状態や詰まり・異臭の原因をチェックします。排水管が詰まっているとき、以下のような原因が考えられます。
- 異物
- 汚れのたまり
- 排水管の老朽化
しっかりとチェックし、どのようにトラブルを解消するか検討します。業者が作業しやすいように、あらかじめ家中の排水口まわりを綺麗に片付けておきましょう。スムーズに作業が進み、家の中での作業時間が最小限で済みます。
高圧洗浄機での掃除
詰まりや異臭の原因が追求できたら、さっそく高圧洗浄機で排水管の内部を掃除していきます。室内の排水口から高圧洗浄機を入れ、排水管内の360度すべてを綺麗にします。詰まっている箇所を狙いながら配管へのダメージを最小限にとどめるのがプロの腕の見せ所です。
汚れの状況によっては、室内の排水管に業者にしか扱えない薬剤を塗布する場合もあります。がんこな汚れでも安心して任せてください。
室外の排水管の掃除
家の中の排水口からの高圧洗浄が終わったあと、室外の排水管の掃除を行います。戸建の場合、家の外の汚水マスから屋外の排水管を洗浄します。
汚水マスとは、キッチンやお風呂、洗面所、トイレなどの排水をスムーズに流すために固形物を底にためるためのマスです。キッチンから流れてきた食品や油、浴室から流れてきた髪の毛などが溜まっており、どうしても悪臭が漂います。なかなか個人では汚水マスまで掃除できませんが、業者に依頼すれば排水管につながる部分すべてを清潔にしてもらえます。
排水管高圧洗浄を頼むときの3つの注意点
残念ながら排水管高圧洗浄の業者のなかには悪徳業者がいます。悪徳業者に依頼してしまうと、高額請求をされたり汚れが取りきれなかったりと不満が残るかもしれません。排水管高圧洗浄を頼むときは、以下のポイントに注意すべきです。
- 複数社から見積もりを取る
- 信頼できる業者を選ぶ
- アフターサポートのある業者を選ぶ
順番に確認し、納得のいく業者に依頼しましょう。
複数社から見積もりを取る
2社〜3社程度、複数者から見積もりを取って費用や作業内容を比較しましょう。見積もりを提示する際に、作業内容に納得のいくものであるかどうかを見極めます。作業にかかる時間や追加費用が発生する可能性も確認しておくと安心です。
また、相見積もりを取っていると伝えると安くしてくれる場合もあるため、価格交渉もしやすいです。
信頼できる業者を選ぶ
信頼できるかどうかを見極めるポイントは、以下の通りです。
- 適正価格を提示される
- 作業内容や作業時間を丁寧に説明してくれる
- ホームページに会社概要や連絡先が掲載されている
特に、安すぎたり強引に契約しようとしたりする業者は怪しいです。あとで追加費用が発生するかもしれません。納得いく内容で契約を交わすようにしましょう。
アフターサポートのある業者を選ぶ
当日の高圧洗浄だけでなく、アフターサポートのある業者を選びましょう。高圧洗浄をしたあとは詰まりや異臭がなくなったように思えても、数日後にトラブルが再発するケースは珍しくありません。このように後日トラブルが発生した場合でもアフターサポートがあれば、駆けつけてくれるので安心です。同じ費用でもアフターサポートの有無によって、満足度が大きく異なります。
高圧洗浄をして排水管の詰まりや臭いを解消しよう
排水管の内部の汚れを完全に落とすには、高圧洗浄をするしか方法がありません。そのため、3年〜5年に1回の頻度で定期的に実施すると安心です。
もし、すでに水詰まりや異臭が気になるのであれば、高圧洗浄をするタイミングと考えてください。排水管洗浄は自分でもできますが、排水管を安全に綺麗にするのであれば業者に頼りましょう。
戸建てであれば25,000円程度で依頼できます。プロの力を借りて、排水管の内部を清潔に保ちましょう。排水管の詰まりや異臭にお困りでしたら、お気軽に弊社までご連絡ください。
Q:戸建てで排水管の高圧洗浄を依頼すると、費用はどれくらいかかりますか。
A:25,000円です。
Q:排水管の高圧洗浄はどれくらいの頻度でやるべきですか。
A:3年〜5年に1回行いましょう。もし、水詰まりや異臭が気になったら高圧洗浄をするタイミングです。