「使いやすい洗面所にしたい」「収納力のある洗面所が欲しい」といったお悩みを解決するだけでなく、「毎日使うからこそおしゃれな空間にしたい」場合にも洗面所のリフォームはおすすめです。ただ、どうすれば個性的な洗面所にできるのかを悩んでしまいますよね。そこで今回は洗面所のリフォームで知っておきたいリフォーム方法や、おしゃれな洗面所にするための方法を詳しくご紹介します。
洗面所のリフォーム2つの方法
洗面所のリフォームには、以下の2つの方法があります。まずはその違いを見ていきましょう。
洗面化粧台だけを新しいものに交換する
まず1つ目は、今ある洗面化粧台を新品に交換する方法です。洗面台と収納がセットになっているため、今の洗面所に機能性を持たせたいと考えているならばおすすめです。ただし古い洗面所を撤去した際、壁紙や下地が傷んでいた場合には追加工事が必要になることを念頭に置いておかなければいけません。
洗面所全体をリフォーム
2つ目は、洗面所全体をリフォームして新しい空間を作るリフォーム方法です。好きなデザインや空間を選べるため、自分たちのこだわりのつまった洗面所を作れます。またレイアウトを変更して、玄関や台所からすぐに出入りができるようにするといったことも可能です。
おしゃれな洗面ボウル5つのタイプ
既製品だとすでに洗面ボウルが設置されていますが、洗面台を造作するだけでおしゃれな空間に生まれ変わります。まずは、どんな洗面ボウルがあるのかをタイプ別に見ていきましょう。
ベッセル型
ホテルでも多く採用されている置き型タイプの洗面ボウルが、ベッセル型です。カウンターを設置しその上に据え置きます。洗面ボウルのフォルムによって洗面所の雰囲気が変えられます。
半埋め込みタイプ
洗面ボウルを半分ほど埋め込むのが、半埋め込みタイプです。ベッセル型よりも高さが抑えられるため、カウンターを低くすることができます。洗面ボウルが埋まっている分段差ができるため、掃除がしにくいのが難点です。
一体型
洗面ボウルとカウンターがひとつになっているタイプが、一体型です。継ぎ目がなく、掃除がしやすいことがメリットです。足元に水が散って濡れやすくなるデメリットがありますが、洗面所全体のカラーを統一しやすくおしゃれです。
アンダーカウンタータイプ
カウンターを設置し、下から洗面ボウルを取り付けるのがアンダーカウンタータイプです。カウンターと洗面ボウルの段差がないので、掃除がしやすいのがメリットです。水栓をカウンターに設置する必要があるため、水栓周りが濡れやすくなります。
ペデスタル型
洗面台を脚で支えるタイプが、ペデスタル型です。配管を脚で隠せるため、見た目がおしゃれに仕上がります。ただし洗面器を壁に固定する必要があり、高さを変えられないデメリットがあります。
おしゃれな洗面所で知っておきたいこと
おしゃれな洗面所を作るには様々な方法がありますが、こだわりすぎると費用がかかることに加え、工期が長くなってしまいます。そこでここでは、事前に知っておきたいリフォームにかかる費用の相場と工期について詳しくご紹介します。
洗面所リフォームの費用
既製品の洗面台を交換するだけの場合、洗面化粧台の大きさや収納、洗面ボウルの型によって費用が変わります。費用には、古い洗面台の取り外しと処分費用も含まれます。一般的なタイプの洗面化粧台の場合、10万円からリフォームが可能です。一方洗面所全体をリフォームする場合、どのようなリフォームをするかによっても費用が変わります。撤去や処分の費用、洗面ボウル本体の費用、カウンターの造作などで25万円以上必要になります。
洗面所リフォームの工期
洗面所のリフォームでは、水が使えなくなることも念頭に入れておかなければなりません。洗面化粧台の交換と壁紙の張り替えだけのリフォームの場合は、半日から1日程度で工事が終わり、水をすぐに使うことができます。一方、洗面所全体のリフォームをする場合は工事の箇所にもよりますが、2日から4日程度かかります。水を止める必要があるため、1~2時間ほど水が使えなくなります。工事中のことも考えて、どのようにリフォームしたいのか、いつリフォームしたいのかを考えておきましょう。
ここでご紹介した費用や工期はあくまでも一般的な目安ですので、設備や設置環境によっても異なります。正確に知りたいという方は、ぜひ業者に現地調査とお見積りを依頼してみてください。