和室から洋室へリフォームする際の工期と費用相場を解説!施工事例もご紹介

近年、和室の需要が少なくなりました。中には和室を使わなくなった家庭も増えており、洋室にリフォームしたいと考える方は少なくありません。

この記事では、和室を洋室にリフォームする際のメリット・デメリットや工期及び費用相場について解説します。またリフォーム例まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

和室から洋室にリフォームする際のメリット•デメリット

和室から洋室にリフォームする際のメリット•デメリットは、いくつかあります。以下では、メリットとデメリットをそれぞれ挙げてみました。

メリット

和室から洋室にリフォームすることで、日々の掃除やお手入れが楽になります。和室に使用される畳は、汚れが残ると劣化が進む恐れがあります。またカビが生えやすいことからも、定期的に丁寧なお手入れと外に干す必要があるのです。

しかしフローリングであれば、掃除機や雑巾による手入れで済みます。わざわざ外に干す必要がないので、日々のお手入れが楽になります。

他にも畳が傷んでしまうため重たい荷物が置きにくい和室ですが、フローリングの洋室は重たい荷物を置いても傷む心配がありません。家具の選択肢が増えるため、部屋の雰囲気に合った家具を選びやすくなるでしょう。

デメリット

一方で和室から洋室にリフォームすると、足元が冷えやすくなるのがデメリットです。洋室に使用するフローリングは冷たく、寒さが直接足元に伝わってしまいます。冬の時期は、寒さに苦労してしまうでしょう。

またフローリングは畳のような吸音性があるわけではありません。生活音が響きやすくなることからも、下の階の人とトラブルに発展する恐れもあります。

和室から洋室にリフォームする際の工期と費用相場

和室から洋室にリフォームする際の工期と費用相場は、工事の内容によってさまざまです。以下に、工事ごとの工期と費用相場をまとめてみました。

畳からフローリングへ変更

畳からフローリングへ変更する際にかかる工期は、2~7日です。畳からフローリングに変更する場合は、下地補強が必要となるため長くて1週間前後かかります。

また畳からフローリングに変更するリフォームの費用は、6~8畳の場合に8万5千円~が相場です。しかしフローリング材のグレードや遮音性などが変わると、費用相場以上になるケースもあります。

畳からフローリングへ変更する工事は、和室から洋室にリフォームする際にもっとも多い工事となります。畳からフローリングに変更するだけでも、大きくお部屋の印象を洋室らしくすることができるのでおすすめです。

押入れからクローゼットへ変更

和室から洋室にリフォームする際は、押し入れからクローゼットに変更する工事も必要です。押し入れからクローゼットに変更する工事の期間は、3日~7日になります。押し入れの解体作業から、棚板やハンガーパイプの設置までにかかる期間となります。

また押し入れからクローゼットに変更する工事にかかる費用は、9万円~が相場です。押し入れからクローゼットに変更する工事の内訳は、以下の通りになります。

・押し入れの解体作業費

・棚板やハンガーパイプの設置費

・内壁や床の補強費

・扉の材料費及び設置費

ちなみに増設する棚板やハンガーパイプの数、扉の材料費によっては相場以上かかる場合もあります。加えてクローゼットの大きさによっても費用が異なるため、注意しましょう。

ふすまから引き戸へ変更

和室ら洋室に変更するには、ふすまを変える必要があります。和室のふすまをリフォームする場合は、引き戸に変更するのが最適です。なぜならふすまには、ふすまには、隣室や廊下との段差ができるように設計されています。仮にドアや開き戸を設置したい場合は、段差を解消する工事が必要となってしまうのです。

しかし引き戸であれば、鴨居の変更だけで設置することができます。段差を解消する工事がいらないため、費用を抑えることができるのです。

ちなみにふすまから引き戸へ変更する場合は、6万円~が費用相場となります。ただし引き戸のグレードやオプションによっては20万円前後かかるケースもあるので注意が必要です。

和室から洋室へのリフォーム例

和室から洋室へのリフォーム例は、さまざまあります。ここでは、仕切りを開いてリビングと一体化・和室を子供部屋へリフォーム・和モダン空間へリフォームの3つの事例を紹介しましょう。

仕切りを開いてリビングと一体化

リビングに和室が隣接している場合に、仕切りを開いてリビングと一体化するリフォームがよく行われます。もともとあった和室を解体して完全にリビングと一体化させることで、リビングを拡張することが可能です。

広々とした空間になるため、開放的なリビングに仕上げることができます。使われなくなった和室であれば、有効活用できるでしょう。

和室を子供部屋へリフォーム

子どもの成長に伴い、もともとあった和室を洋室にリフォームして子供部屋として活用するケースも多くあります。和室を子供部屋にリフォームする際は、暗くならないように工夫する必要があります。

たとえば入り口建具を開き戸にすることや、明り取りを設けるなどの工夫がおすすめです。また快適な室内空間にするためにも、断熱性能の高い窓を設置するのもよいでしょう。

和モダン空間へリフォーム

近年は、和の雰囲気と現代的な雰囲気のどちらも取り入れる「和モダン」が注目されています。そのため和室から洋室へリフォームする際は、和モダンな空間を目指すのもおすすめです。

たとえば畳を完全に撤去するのではなく、一部分のみ琉球畳を採用すれば和モダンな雰囲気に近づけることができます。また壁紙クロスを畳の反対色にすれば、メリハリのある和モダンな空間に仕上がります。和モダンな空間は現代的な雰囲気と和の雰囲気どちらもあるため、長く楽しむことができるでしょう。

和室を洋室にリフォームしてお洒落な住まいを手に入れよう

和室から洋室にリフォームすることで、お洒落な住まいを手に入れることができます。特に和モダンな空間に仕上げることができれば、長くお洒落な空間を楽しむことができるでしょう。

また和室から洋室にリフォームすれば、リビングの拡張や子供部屋を用意することが可能です。快適な暮らしを手に入れたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

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